クライシスはチャンスだわ

V6寄りふんわり事務所担のブログ

ここ数日の界隈をみたとあるオタクの所感

 

アイドルを 応援するって 難しい(一句詠めた)

 

ここ数日、例の件がどうも気になって、いろいろな方の意見を見ていました(Twitterとか掲示板は除く。あそこはノイズかなあと個人的には思うので)

肯定的な意見もあり、否定的な意見もあり、そのどちらでもない意見もあり。感情的なものも、頑張って理性的になろうとしているのが伝わるものもあり。私は、どの記事にも、それぞれ共感できる部分があるなあと感じました。全く違う意見をかいているものもあるのにね。

 

それは何故だろう、と考えて、気付いたことがあります。その読んだ意見全てに共通して、これを書いた人は、彼のことが大好きだから、この記事を書いているということ。彼が大好きだから、悩んで悩んで打ちのめされて、どうしようもなくなって離れていく人もいれば、彼を守りたいから、離れていく人たちに対して攻撃的な文章を書いてしまう人もいて。みんな、もともと持っている感情は一つなのに、意見を対立させてしまている、私はそこがしんどいなあと感じます。

 

とはいえ、ファンが100人いれば100通りの「好き」の形があると思います。「好き」、「担当」なんて二文字にまとめられちゃってるけど、それぞれの定義とか、基準とか、あと彼をどういう風にみているかは、誰一人同じではないと思います。なのに、存在しない一つの正解ーー例の件が是か非か?--を見つけようとして、自分と違う考えを見て、反発を覚えてしまう。なんというか、苦しくないですか?それぞれがそれぞれの思いを持っていてよし、応援し続けるも離れるもよし、ファンとして意見を統一する必要性なんてないし、それは無理な話ですよね。私の意見は私の意見、あなたの意見はあなたの意見。みんな違って、でもそれでいい。多数派の意見がまとめられ、要約され、時には歪曲され、流布してしまうのが、悩みの種ではありますが。

 

それから、もう一つ思うのが、彼は彼だ、ということです。弱冠14歳で芸能界に放り込まれた彼が、アイドルというコンテンツとしてではなくー或いはアイドルというコンテンツをやや浸食する形でーひとりの人間として出した答えが、今回のことだ、と私は解釈しています。彼のファンである多くの人にとっては、全然ダメダメな答えだったかもしれないけど、私は、彼が出した答えを受け入れようと思います。(と同時にそれはアイドルである彼に見切りをつけるということでもありますが)

 

今回のことを通して、「多様性を認める」ということがいかに大切か、そしていかに難しいかを実感しました。今はひどく痛む傷が、いつか平気になるような日が来ますように。